・作品概要
お能は、まるで抽象画のような魅力がたくさんあります。
音楽的な視点では、謡のことばは美しく、囃子のリズムも西洋のそれとは異なり、間合いや呼吸など、舞台上では毎回ジャズのセッションのような駆け引きが行われています。
演劇的な視点では、橋掛かりから本舞台、見所と呼ばれる観客席も含めた大きな空間で、演者は無駄をそぎ落とし必要最小限の動きで表現し、見るひとの想像力を引き出す興味深い世界が展開されます。
私はそんな不思議な魅力をもっと理解したいと思い、2014年から能楽囃子の大倉流小鼓のお稽古をさせていただいています。
今回は、お稽古の発表会「松月会」の姉弟子さんの舞台をスケッチしました。
(添付した作品写真は過去作です)
・作品制作年
2021年
・作品サイズ
F30号
・素材
キャンバスに油彩
・作者プロフィール
1971 埼玉県生まれ
1995 愛知県立芸術大学美術学部油画専攻 卒業
1996 大曽根美術研究所 開設
1997 愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻 修了
2009 大曽根美術研究所 会社法人設立(2020より休業中)
最近は日本の伝統芸能をテーマとした作品を制作しています。