小西祐矢        「Online Self Meeting」           文化の家2階

・作品概要

 コロナウイルスの蔓延によって、新しい生活様式が浸透した。オンラインでの人との交流が増え、通信媒体を通したコミュ

ニケーションを行う機会が多くなったことで、対面でのコミュニケーションとの違いを強く意識するようになった。

 例えば、オンライン会議では、媒体を経由することで、すくなからずタイムラグがそんざいする。録画したミーティング記録

を眺めながら思考する場合は、なおさらである。通信媒体をとおした交流はライブと錯覚するが実際は自分の思考のみがタ

イムラグなしに進行している。その時間軸の微妙なズレが自他をつよく感じさせるのではないだろうか。

 Online Self Meetingはこの構造を自分の思考に取り入れる試みである。次第にずれていく録音された会議の応答はゲシ

ュタルト崩壊を誘導し、自分の思考を断片的に理解させ客体化し、新たな発見をもたらす。

・作品制作年

・作品サイズ

可変

・素材

ミクスドメディア

・作者プロフィール

1995年 愛知県生まれ

2019年 愛知県立芸術大学美術学部デザイン専攻 卒業

2021年 愛知県立芸術大学美術研究科美術専攻デザイン領域 修了

立体、平面、映像など手法、素材を問わずさまざまな表現媒体を用いて制作。作品の持つ空間性や媒体としての特徴に着目し、場を生かした体験としての表現を試みている。現在は、「驚異の存在」(神や怪物、超人など)を用いた表現に着目し、空間と物語を組み合わせた表現を行うとともに、現代における「驚異の存在」による表現の可能性を探求している。

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